アロガント級の戯言。

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第16回ロト天空ドラゴンクエストRTA駅伝対決のOP動画を作成しました。

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 ニコニコ生放送では最大にして最長の歴史を持つRTA大会である、『第16回ロト天空ドラゴンクエストRTA駅伝対決』のオープニング動画を作成しました。PS駅伝に続き想い出的な振り返り記事になります。

www.nicovideo.jp

 

 

 いつか言ったかもしれませんが、私はこの大会を少なくとも第2回から見ています。(第1回らしき記憶はあるのですが確証が無いので、当時に詳しいかたに教えてほしい...)約11年前にはいち視聴者だった自分が、まさかこの大会の動画作成をするとは夢にも思いませんでした。

 

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 今回はドラクエRTA界の有名人である御茶麒麟さんからの紹介で、第10回PS&Switch版ドラクエRTAリレー対決に続き、フラグシップといえる大会に参画させていただきました。御茶麒麟さんとはST大学のRTA実演会(早すぎたオフラインRTAイベント)からの付き合いで、直近では上掲の『ユーリルインスピレーション』なる企画の元になった『第12回身内メンツでDQRTAリレー』の中間企画を考えてほしいとお願いされていました。

 

 最初にも書きましたが、ニコニコ生放送では最もひとを集める大会ですし、今もなお行われている大会では最も歴史の長いものです。いつもベストは尽くしていますが、今回ばかりはまじで半端な物は出せないぞという感じで、楽曲(=モチーフ)選びからかなり苦戦をした一本になりました。

120出しているところを150出さないといけない場で、絶対にこれは入れたいと思ったのは2020年9月発売の『さくらの雲*スカアレットの恋』のOPの演出。別の理由で注目していたこの作品は、2D演出の極致とも言えるオープニングの映像で、「これはやるしかないと。

 本来は全てこの作品で行きたかったのですが、作品発売後に調べてみたらこのオープニングは曲の長さが4分程度しかなかったので断念。ここから楽曲選定は紆余曲折し、最終的に「5分程度の長さ」があったうえで、駅伝OPに相応しい「挑戦」を感じさせる、『蒼の彼方のフォーリズム』OP・『Wings of courage -空を超えて-』に決定。この選曲でも通してくださった運営のみなさん、ありがとうございました。

また、今回の動画は瞬間最大風速で魅せるという方針へ。PS駅伝の際はエフェクトマシマシで常に何かを動かしていたのですが、今回は敢えて静止画部分も織り交ぜて緩急をつけることにしました。これは動画製作者としての自分の挑戦でもありました。

 

 動画に取りかかってまず時間がかかったのは、やはり前掲『さくらの雲*スカアレットの恋』の部分の再現。たかだか10秒も無い部分にも関わらず、大量のレイヤーや効果を使用してなんとか作り上げました。ここが瞬間最大風速。
あとは紙に構成をいくつか書いてみたりもしていましたね。メモ書きに近い感じですが、自分としては初めての試み。

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▲なんか見たことある構図だな?

全部が繋がって動くようになるまでははだいたい1ヶ月ちょっとかかったでしょうか。 PS駅伝のときもそうだったのでこのあたりはいつものペースだったかなと。でも毎朝家を出る前の30分で少しずつ進めたりとかしていたので、かけた時間的にはこちらのほうが多いかも。

 

 さて、一旦動画が出来上がったあと「本当にこれでいいのか・・・?」という感情に襲われ、演出を追加することに。他の大会を下に見ているわけではないですが、これがロト天空駅伝のプレッシャーかと。無限に時間をかけてリテイクすればそれはいいものが出来上がるだろうけど、締切は来るのでどこかで更新を切らないといけないのがクリエイターというもの。それでも、ここで加えた変更は良かったものだと感じています。
(この段階の動画は運営さんしか見ていないので、伝わりにくい話かも。。。)
例えば、意気込みコメント中に流れてくるスライムは後から追加したものです。(これも素材作るの大変だったなあ)

 

 OP動画を作り始めてから、「各所で流すCMもお願いできますか?」との要望を頂いたのでこちらも作成。構図は一瞬で思いついたので即レスレベルで完成。
CMの背景で使っていたミルド戦の様子は第9回のもの。あまりにも劇的な幕切れすぎてローカルに録画してあったデータです。いやああれは凄かった。ミルドでまくったといえば第4回のry また一緒に冒険しようね!って当時コメントしてたわ。
(そういえばですが、大会ロゴも作りました)

 

 上記の演出強化パッチも反映させたことで準備が完了した状態!・・・と思われた矢先、スクウェア・エニックスからドラクエ作品の配信ガイドラインが提示されました。実は、当初使用していた素材のいくつかはこのガイドラインから漏れている作品から引っ張ってきていました。本大会がこれに則っての開催とアナウンスされ、急遽素材の差し替えをしていくことに。
日数的にはそれほどかかりませんでしたが、これは大変でしたね。静止画素材ならいいのですが動画部分にもあったので、尺とか見栄えとかとの戦いでした。この時期には別でやっているRTA企画のプロデュースという名の裏方作業も本格的になっていたので、「おおぅ・・・」って感じでしたね。
とは書いたものの結局一週間くらいで差し替えは終わりましたがね。

 

 というわけで完成したものをお送りして、本部で流れるのを楽しみにしておりました。作った側としては、当日でリスナーのみなさまがどう反応していただけるのが本当に気になるもので、大会前日の夜とかは本当に緊張していました。

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いざ流れ終わった時のみなさまの反応、それが、この動画にこれだけ力を入れてよかったと思える何よりのモノです。見ていただき本当にありがとうございました。
また、この大会でも動画は本当に自由にやらせていただけました。運営のみなさまも、お忙しい中随時動画をご確認いただいたり、意気込みコメントの催促などもしていただいたりとお世話になりました。ありがとうございました。
みなさまにとっての「いい大会だった」という記憶の中のピースの1つとして、この動画が在っていただければ、冥利に尽きるというもの・幸いというものでございます。

 

第16回ロト天空ドラゴンクエストRTA駅伝対決、本当にお疲れさまでした!